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GIMP2.8の操作画面「シングルウィンドウモード」(最新版)
GIMP2.6の操作画面
ツールボックス
ダイアログボックス
GIMPの画面(GIMP2.6の場合)
色の変更
鉛筆で直線を描く
保存方法
設定方法
ブラシ・フォント・パターン・プラグイン・スクリプトの追加
GIMP2.8の操作画面「シングルウィンドウモード」(最新版)
GIMP2.8の主な操作画面の変更は、シングルウィンドウモードが追加されました。 設定方法は、「ウィンドウ」>「シングルウィンドウモード」をクリックします。
GIMP2.8の「シングルウィンドウモード」では、 新たに画像を開くとタグ形式で、複数の画像を同時に一元管理できるようになりました。 この機能により瞬時に複数の画像を切替えたり、 画像を閉じたり、保存したり簡単に管理できるように大幅に改善しました。
GIMP2.8のその他の主な変更点は、画像を「保存」する時にこれまでは、 「ファイル」>「名前を付けて保存」>「画像の名前」>「保存フォルダの選択」 >「画像ファイルの拡張子」>「保存」でした。( GIMPの「.xcf」で保存する場合は、これまで通りこの方法です。)
GIMP2.8では、 「ファイル」>「エクスポート」>「画像の名前」>「保存フォルダの選択」 >「画像ファイルの拡張子」>「保存」になりました。( 「.jpg」や「.gif」や「.png」等)
その他にもGIMP2.8では、機能が改善されてかなり利用しやすくなりました。 基本的な操作方法はGIMP2.6まで通り同様で、GIMP2.6を使い慣れた人であればこれまで以上に問題無く操作できます。
ただ、GIMP2.8は、2012/05/11現在、 GIMP2.8にはツールオプションが上手く動かないという大きなバグが残っているため、 そのままではあまり実用的ではありません。バグを自分で修正する方法もありますが、 公式にバグを直したバージョンが配布されるまでは、ポータブル版を使うことをおすすめします。
GIMP2.6の操作画面
GIMP2.6までの操作画面は、「GIMP本体」(画像ウインドウ)と「ツールボックス」・「ダイアログ」の 3枚の操作画面に分かれています。
GIMPは、「Windows」・「Mac」・「Linux」の各OSで利用できます。 (もともと「Linux」のソフトでした。)
GIMPの本体画面
「Windows」の場合は、上の画像の本体の画像ウインドウのツールバーの「ファイル」をクリックして、 ピクチャフォルダの画像を開いたり、新規画像を作成します。
新規画像の設定は、デフォルトでは、「640*400」の設定になっています。
設定の変更は、ツールバーの「編集」をクリックして、 項目の中から「環境設定」をクリックすると、 設定画面が表示されて、すべての設定ができます。
「Windows」の多くのソフトと比較すると最初は操作の要領に癖を感じると思いますが、 慣れると非常に簡単で色々な事ができます。
「Linux」の場合は、ツールバーがGIMP本体ではなく、 デスクトップの上部のタスクバーにツールバーが表示されていて、 ディストリビューションとの一体感を感じます。
「Linux」の方が本家という事も有り、「Windows」版よりも操作が軽快に感じます。
ツールボックス
左の画像がGIMPの「ツールボックス」で、 GIMPの操作で最も重要な機能がまとめられています。
上段から順番にご紹介します。
一段目の左から、”□選択・楕円選択・自由選択・ファジー選択 ・色域選択・電脳ばさみ・前景抽出選択”です。
二段目の左から、”パス・スポイト・ズーム・定規・移動・整列・切り抜き”です。
三段目の左から、”回転・拡大/縮小・変形・遠近法・鏡像反転 ・テキスト・塗るつぶし”です。
四段目の左から、”ブレンド・鉛筆・ブラシ・消しゴム・エアブラシ・インク・スタンプ”です。
五段目の左から、修復ブラシ・遠近スタンプ・ぼかし/シャープ・にじみ・暗室””です。
六段目の左から、”絵画色/背景色・ブラシ/パターン/グラデーション・画像”です。
その下の部分は、五段目までの各ツールをクリックすると、 その選択したツールの設定画面となり、クリックした各ツールごとに設定画面が切り替わります。
ダイアログボックス
左の画像は、ダイアログボックスです。
このダイアログボックスは、 主に”レイヤー・チャンネル・パス・アンドゥ”の管理を行います。
上から”レイヤー・チャンネル・パス・アンドゥ”に切り替える四つの「タグ」が有ります。
その下の「設定」でレイヤーの”モードの変更・不透明度を簡単に切り替え・調整できます。
その下がレイヤーの「管理画面」になります。
「レイヤー管理画面」の下の六つのマーク(=「アイコン」)をクリックして、 レイヤーを簡単に操作できます。
六つのマーク(=「アイコン」)は、左から
>新規レイヤーの作成
>レイヤーの上・下移動
>レイヤーの複製
>フローティングレイヤーの固定
>レイヤーの削除
でそれぞれワンクリックで操作できます。
レイヤー管理画面の下の方は、”ブラシ・パターン・グラデーション・フォント”等を、 多くの種類から簡単に選択できるようになっています。
GIMPの画面(GIMP2.6の場合)
「解像度」
「ファイル」をクリックして「新規画像」をクリックすると、 「新規画像」の設定画面が表示されます。
「新規画像」の「詳細設定をクリックすると、」 「解像度」の初期設定(標準設定)は、Webページ専用の「72.0dpi」になっています。
写真などの印刷用の画像の「解像度」は、「300.0dpi」に変更する必要が有ります。
「新規画像」(初期設定640*400)
新規画像を開くと下の画像のような画面の配置となります。
色の変更
色の変更の場合は、”ツールボックス”の中央の「絵画色/背景色」をクリックします。
色の設定画面は5種類の中から選べます。 左上の5つのマークをクリックして選択できます。
色の設定画面が表示されたら目的の「色」をクリックして選択して「OK」をクリックします。
色番号を指定する場合は、「html表記」の欄に「色番号」を入力して、 「html表記」の欄の右側のスポイトマークをクリックするとスポイトマークが表示されます。 そのスポイトマークで「現在の色」の部分をクリックして「OK」をクリックします。
各部分をクリックするとランダムに独自の色を作成する事もできます。
鉛筆で直線を描く
鉛筆で直線を描く場合、「一点をクリック」した後「Shiftキー」を押したまま次の目的地をクリックします。
「鉛筆」のサイズは、「ツールボックス」の下の設定画面の「拡大・縮小」で調整できます。
操作:「表示」>「グリット表示」
操作:「ツールボックス」>「絵画色/背景色」>色を選択>「OK」をクリック
操作:「一点をクリック」>「Shiftキー」を押したまま次の目的地をクリック
操作:「ツールボックス」>下の設定画面の「拡大・縮小」で調整
保存方法
画像の保存は、ツールバーの「ファイル」をクリック
>「名前を付けて保存」をクリック」すると、保存の設定画面が表示されます。
>「画像の名前」(=任意名)を入力
>「保存場所」の選択(=ピクチャフォルダ・その他のフォルダも選択可能)
>GIMPで保存する場合は「.xcf」という拡張子になります。
>「OK」をクリックして保存完了です。
GIMP2.8では、
「ファイル」>「名前を付けて保存」>「画像の名前」>「保存フォルダの選択」
>「画像ファイルの拡張子」=自動的に「.xcf」>「保存」になりました。
画像をエクスポート(完成)する場合
ダイアログボックスにレイヤーを複数設けた場合、 最後(最上)のレイヤーを右クリックして、「画像を統合」をクリックして、 レイヤーを統合して1枚にします。
画像のエクスポートは、ツールバーの「ファイル」をクリック
>「画像をエクスポート」をクリック」すると、保存の設定画面が表示されます。
>「画像の名前」(=任意名)を入力
>「保存場所」の選択(=ピクチャフォルダ・その他のフォルダも選択可能)
>「ファイルの保存状態(拡張子)」を選択(=写真は「.jpg」・イラスト/アニメは「.gif」)
>「OK」をクリックして保存完了です。
GIMP2.8では、
「ファイル」>「エクスポート」>「画像の名前」>「保存フォルダの選択」
>「画像ファイルの拡張子」の選択( 「.jpg」や「.gif」や「.png」等)>「保存」になりました。
設定方法
GIMPの設定は、上部タスクバーの「編集」>「環境設定」をクリックすると、 設定画面が表示されるのでその画面でそれぞれの設定をします。
ブラシ・フォント・パターン・プラグイン・スクリプトの追加
GIMPの公開ホームページから、 ブラシ・フォント・パターン・プラグイン・スクリプト等をダウンロードして、 追加することができます。
ダウンロードして解凍した後、フォルダの中のファイルをGIMPの各フォルダ内にコピーします。 コピーするフォルダの場所は、下記の通りです。
Windowsの場合
C>ユーザー(Document dnd Setting)>ユーザー名>.gimp2.6>各フォルダ
Windowsのポータブル版の場合
GIMPのポータブル版のフォルダ>Data>.gimp>各フォルダ
Linuxの場合
「表示」>「隠しファイルを表示する」>.gimp2.6>各フォルダ